今日、京都のH大学であった講演会を聞きに行った。
‘田中康雄’先生の講演。
発達障害の専門家として著名な先生だ。
聞くのは今回で2回目になるのだけれど、やはりなんか良い。
臨床の深さと人柄と学術的な押さえのバランスが良い。
適度なユーモアもあり、2時間眠くなることはなかった。
講演の最後のほうで、あるエピソードの紹介とキーワードにスイッチが入り、涙が止まらなくなってしまった。
会場からの質疑応答になったとき、会場から逃げ出すように出て行くことになった。
地下の駐輪場についたとき、誰もいないことを確認してから、声を上げて泣いてしまったのだった。
単なるひとつの講演会に過ぎなかったのだが、たまたま周波数がぴったりと合ってしまったのだろう。
「不確実性を引き受ける感情システムの構築」
安心感を得ることでこどもたちは安全性を確信できる。
大人の作った社会のこどもに対する責任。
‘君は大丈夫なんだよ’と言い続けて寄り添う本物の支援者になりたいと真に願う。
俺はやはり糸賀一雄の思想に近づくことを目指しているのかもしれない。
これでもほんの少しでも近づくことはできているかもしれない。
2 件のコメント:
はじめまして。スウィングさんから飛んできました。アロマセラピストで、スウィングさんのアロマ製品担当講師をさせて頂いておる者です。
>「不確実性を引き受ける感情システムの構築」
>安心感を得ることでこどもたちは安全性を確信できる。
>‘君は大丈夫なんだよ’と言い続けて寄り添う本物の支援者になりたいと真に願う。
「安心感を得ることで〜」の一文に、非常に共感しました。
そして、私は、安心感を得られなかった大人(と、その内にいる子供の頃の彼ら)に対して、「あなたも大丈夫なんですよ」と寄り添い続けるセラピストで在りたいと思っています。
一方的にで恐縮ですが、あまりに強く共感したので、思わずコメントさせて頂きました。
また何かの機会には、よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
えらそうに専門相談員の仕事をしていますが、ほんまになんもできないのですよ。無力を痛感しています。
そばにいますよ、いつも応援していますよ、と励ますことぐらいしかできないのですね。
でも、そのことで勇気づけられて、少しでも孤独感が減って、世の中にいることに安心感を持ってもらえれば、少しはましになるかなぁと‥。思ったりしてます。
riccaさんのことは、木ノ戸氏より伺っています。
スウィングのファンとして微力ながら係わっていきたいと思っているひとりです。
今後ともよろしくお願いいたします。
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