2010年1月11日月曜日

成人の日に。。

どんな時代でもみんな悩んでいた。
小さなことも大きなことも。
自分が若いときは社会を構成している大人達の無理解と無責任さに憤っていた。
そして、大人になって社会の構成員になった今は、自分の無力さに苛まれている。
子供達に、若者達に、ちゃんとした社会を提供することができていない現実に。

ごめん、せめても小さな声で応援を贈りたい。

中島みゆきの「ファイト!
ラジオ番組によせられた悩める若者たちへの応援メッセージソングとして作られたらしい。

 あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
 女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
 ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
 悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる
 私、本当は目撃したんです 昨日 電車の駅、階段で
 ころがり落ちた子供と つきとばした女の うす笑い
 私、驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
 ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

 ファイト!闘う君の唄を
 闘わない奴等が笑うだろう
 ファイト!冷たい水の中を
 ふるえながらのぼってゆけ


 ああ 小魚たちの群れ きらきらと 海の中の国境を越えてゆく
 諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく
 

現代の若者が抱える問題は社会の複雑化とともにとてもわかりにくいものになっている。
でも、どんな時代でも悩み苦しみ、ひととしてそしてかすかな希望を持って生きていくことになる。

がんばれ。
小さな声で応援する。

2 件のコメント:

ばんまいし さんのコメント...

若者たちにはホントがんばってというか、
意識も志も高く生きていってほしいです。

パヒューム
僕も大好きです。カラオケでも歌います。
彼女たちかなりのプロフェッショナルですし、音楽的にもすごいと思ってます。
何より聞いていて楽しいです。

今日のニュースであった
「政府は、身体障害など「障害者」の定義について、抜本的な見直しに乗り出す」
って記事についてはどうお考えでしょうか?

take5 さんのコメント...

ばんまいしさん
こんにちは。
音楽の話はまたゆっくりとしたいですね。

障害者福祉の見直しについては自分の生業なので解説し出すと止まらなくなります。とりあえず、かいつまんで。
ひとつめは、いわゆる3障害の枠にはまらない障害を認めるという動き。例えば内部障害の範囲を広げること、高次脳機能障害、発達障害など。
ふたつめは、世界保健機構で1980年に定義された国際障害分類(ICIDH)から2002年に定義された国際生活機能分類(ICF)の考え方に沿った枠組みを作っていこうとするものだと思います。
簡単に言えば、医学モデルのICIDHでは生活環境の因子が重要視されていないのに対して、ICFでは社会のありようが障害の増減につながると言う点がクローズアップされます。
しかし、発表されて9年もたっているのに今まで何してたんや、ってかんじです。
ほんと、詳しい話をするといくらでも時間がかかってしまうので、もし興味があれば講義を行いますよ。でも、あんま面白くないですよ。(笑)